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皮膚病辞典「さ行」|皮膚科診療

皮膚病辞典「さ行」

褥瘡(じょくそう)

褥瘡(じょくそう)は皮膚の一部が持続的に圧迫されることによっておこります。
特に骨によって突出した部位によく発症します。最初は充血がみられますが、圧迫が改善されないと組織の壊死と潰瘍がおこることもあります。

心因性皮膚疾患

心因性皮膚疾患は、アレルギーなど他の原因物質によるものではなく、動物自身が自分を持続的に傷つけることによって起こる皮膚のトラブルです。
これは、強迫性障害や行動的または自虐性疾患が原因となることが多いです。

深在性膿皮症

深在性膿皮症は、細菌が真皮と呼ばれるもっと深い部分までおよんでいる、膿皮症の中でも最も感染が深い皮膚病のことをいいます。
痒みもひどく、カサブタが出来て出血したり皮膚が部分的に象のように厚くなったりすることもあります。
全身の健康状態にも影響を及ぼすことがあり、発熱や食欲不振などを引き起こすこともあります。

尋常性天疱瘡

水疱性類天疱瘡は、皮膚やロ腔内粘膜にできる小水疱性、および潰瘍性病変をいいます。
初期は小水疱ですが、潰れると潰瘍に発展し、発熱・食欲不振などを引き起こします。

ジャーマンシェパード犬膿皮症

ジャーマンシェパード犬膿皮症は純潔および雑種ジャーマンシェパード犬にのみに、みられる膿皮症です。
紅斑性、紫色性の丘疹や、脱毛、色素沈着などがみられ、痒みや痛みを伴うことがあります。

セルトリ細胞腫およびそのほかの精巣腫瘍

セルトリ細胞腫およびそのほかの精巣腫瘍は悪性の精巣腫瘍であり、症状の1つとして脱毛や色素沈着などの皮膚疾患を伴うことがあります。

全身性エリテマトーデス

全身性エリテマトーデスは全身にできる皮膚疾患です。症状としては、脱毛・紅斑・潰瘍・痂皮形成などが見られます。
特に、日光に当たる部位が光によって感作されるのが特徴といえます。発症の多くはワンちゃんで、ネコちゃんで発症することは少ないと言われています。

全身性組織球症およびそのほかの組織球性疾患

異常な組織球が皮膚や内部臓器へ進行性に浸潤することを特徴とするまれな疾患です。原因はよくわかっていません。
脱毛性丘疹や結節(できもの)を伴います。それらは潰瘍化することもあります。

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